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今シーズンの意気込み -福田英毅-

2023/03/13(月) 00:00

ホームページをご覧の皆様、いつも格別の応援ありがとうございます。
今年度内務を務める新4年、静岡高校出身の福田英毅です。

まず昨年度を振り返りますと、春の立教大学への勝利から始まり、入替戦で日本体育大学に勝って対抗戦Aグループ昇格で締めくくる最高の一年でした。
私たち同期は新型コロナウイルスの影響で、2年前に入部後初めての入替戦に臨みました。
諸藤組でチームの一体感を感じ、勝つビジョンを噛み締めながら熊谷ラグビー場に向かいましたが、結果は大敗。
あの冬、人生で一番悔しい想いをしました。
そんな想いを抱けたおかげで、オフの過ごし方や日々の練習の取り組み方に改めて向き合うことができ、結果として報われたのではないかと感じます。

昨年の立教大学戦と入替戦の勝利は、個人的にも特別な想いが胸を走ります。
昨年2月、密かに春の立教大学戦でメンバーに入ることを胸に、新シーズンが始まりました。
熊谷での悔しさを常に脳裏に映しながら、全力で練習に取り組んでいた矢先、4月末に手術が必要な脱臼骨折を受傷しました。
そもそもメンバー選考にも入ることができなかった立教大学戦は、勝利した嬉しさを感じたと共に、悲しくなったことを今でも覚えています。
そして夏、やっと復帰が近づき気持ちが高まっていた最中、春の手術の医療過誤がわかり、再手術を要するため今シーズンの競技復帰は不可能と言い渡されました。
早すぎるシーズンの幕切れに、正直本当に辛かったです。
入替戦で日本体育大学に勝った瞬間も、私は素直に喜べませんでした。
しんどい練習が続いた夏合宿も、厳しい試合に苦しんだ秋も私はみんなと練習ができませんでした。
苦楽を共にしたからこそ勝ったときに特別な感情になれると思います。
入替戦後長期オフに入ってから、自分自身の昨シーズンの向き合い方を振り返る日々が続きました。

今シーズンは、同期とラグビーができる最後の年です。
また、大学日本一の強豪校と対戦することができる対抗戦Aグループに居ます。
昨年のように、後悔を残す時間はもうありません。
自分のためにも、そしてどんな時でも応援してくれる父兄、OB、学園関係者の皆様のためにも、今年は命を削って全力で勝ちに行きます。
結果にこだわって、結果で皆様に恩返しをします。
感謝の気持ちを、結果で体現します。

今年は成蹊ラガークラブ100周年ということで、けやきグラウンドを踏んだ先人達と、これから踏むであろう未来の選手達との架け橋となる年です。
弊部は大学だけでなく、OBやファン、学園関係者の皆様のおかげで日々活動することができています。
それに伴う責任と感謝、そして何よりチームへの愛を胸に、背中でチームを引っ張れるように日々全力で精進してまいります。
1年間ラグビーができなかったおかげでやる気は人一倍、いや100倍はあります。
今年度もご支援、ご声援のほどよろしくお願いします。

今年も成蹊学園ラガークラブ、全員で笑って終わりましょう!!