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立教大学戦

2023/11/19(日) 22:00

ホームページをご覧の皆様こんにちは。
本日は4年マネージャー富永璃子が担当致します。

本日は、関東大学対抗戦6戦目となる立教大学との試合がAGFフィールドにて行われました。
「対抗戦3勝」を目標に掲げ、2月に始動した髙島組。
惜しくも3勝という目標には届かなかったものの、この2週間打倒立教大学という強い想いをもって練習をし、ついにこの日を迎えました。

K.O.2時間前、選手が会場に到着します。
選手は各々試合前ルーティンを行っており、緊張感のある雰囲気でした。
朝は冷え込んでおりましたが、だんだんと穏やかな天気となり秋晴れの中、いよいよ選手入場です。

試合は11時半から本学のキックオフより始まりました。
前半5分、本学のペナルティにより自陣22メートルでの相手ボールラインアウトとなります。
競り合いの末、7番惣福脇和(2年/大分舞鶴)がボールを獲得しますがボールがこぼれターンオーバー。
チャンピオンシップタイム中にトライを許すことは避けたい本学。
必死に食らい付きますが、素早いボール運びに上手く反応できず先制点を許します。
しかしこの先制点で気弱になることなく、さらに火がついたように感じられました。
前半19分、5メートルライン付近でのマイボールラインアウト、チャンスを迎えます。
しっかりと準備されたサインプレーでボールを出し、モールを組み2番金子颯馬(3年/桐蔭)がトライ。
いつも以上に感情を表に出し喜ぶ選手の姿が印象的で、7-7同点に追いつきます。
激しい攻防の中、スクラムの際には「成蹊のスクラム」「パッション」「丁寧にいこう」と多くの声掛けがありました。
中村コーチのご指導の下、1年間信じて練習してきたことが試合に活かされており、プライドをもって闘う姿はとても頼もしく思えました。
その後、後半28分にトライを許してしまい7-14で前半を終えます。

12分間のハーフタイムを終え、気持ちを新たに後半戦に入ります。

後半5分、本学のペナルティにより、自陣5メートルラインでの相手ボールラインアウト。
ボール出しの後、素早いランに追いつけずトライを許します。
前半での点差をなんとかして埋めたい本学でしたが、差は14点に広がり厳しい状況となります。
その後、全員でボールを繋ぎトライライン目前までボールを運びますがノックオン。
あと少しの距離が届かず、簡単にはトライを取れないもどかしさがありました。
ここで流れを変えるのが「成蹊のスクラム」です。
相手が故意にスクラムを崩し、マイボールラインアウトとなります。
そこからFWが少しずつ前に進め、13番髙島大聖(4年/成蹊)から最後は14番松田彩(3年/幕張総合)に繋ぎトライ。
WTBのポジション争いを勝ち取り、試合でもしっかりと爪痕を残した松田の今後の活躍も楽しみです。
9番鈴木悠真(2年/昌平)も難しい角度ではありましたが見事にコンバージョンを決め14-21、7点差まで追いつきます。
しかし後半30分トライを許し14-28。
この時間帯では本学がリードしている予想のはずが、14点差で残り10分。
ここでリザーブにいた21番末次真南斗(4年/長崎北陽台)、22番新谷匡平(4年/伊奈学園)、23番石原幸亞(4年/大分舞鶴)が出場し、15人中7人が4年生となり意地を見せます。
後半40分、23番石原のキックから13番髙島、21番末次に繋ぎビックゲイン。
再度石原のキックから最後は15番近藤大我(4年/八千代松蔭)がトライ。21-28となります。
トライをとった嬉しさと残り時間からの焦り等色々な気持ちが混同しており、最後まで何が起きるか分からないあの時の興奮は今でも鮮明に覚えています。
この時既に80分は過ぎておりましたが、レフリーからは残り3分との声。
最後まで自分たちを信じて闘います。
パスをする毎に歓声が上がり、トライを取るまで笛が鳴らないことを祈るばかりでした。
しかし、85分を過ぎたところでノーサイドの笛。
21-28立教大学が勝利を収めました。

2年前の悔しさを晴らすべく80分間全力で闘い続けた試合でした。
この気持ちは、次戦12/1(土)青山学院大学戦にぶつけるしかありません。
髙島主将も毎度言っておりますが、選手、スタッフ全員で勝利を掴みにいきます。
引き続き熱い応援のほど、よろしくお願いいたします。