コラム~成蹊ラグビー

内定式

2021/10/01(金) 17:05

今日は10月1日
多くの4年生部員が内定式に臨んでいると思うが、聞くところでは内定式もリモートらしい
内定式の後には懇親会もあるらしいがこれもリモートとのこと

内定式というと社会人となる前段としてその入り口に一歩足を踏み入れ、己の覚悟と共に淡い期待を抱くものだがリモートだとそんな気持ちには到底なれないだろう

ふと自分の内定式を思い出す
当時の都市銀行独特の雰囲気だと思うけど・・・早・慶・上智大出身者が夫々20名ほど居て、お互いに徒党を組んで楽しそうに過ごしているのを横目にしながら何となくこいつらには負けないだろうなぁなどと根拠のない自身を抱きつつ同じ大学出身者がいなく寂しそうに見えているのであろう自分に対して興味を抱いてくる面々と初々しい会話をしていた記憶がある
なぜ彼らが話しかけてくるのかというと当時の就活では運動部出身者は学ランで活動していたので「君は運動部でしょ・・何部なの?」みたいに話しかけやすかったのだと思う

入行同期でラグビー部出身者は東大法学部の1留した奴と早稲田理工系ラグビー部(専門はトンネル工学)と中央大くるみ倶楽部の合計4人
この中で今でも連絡をとっている東大のN君は10年くらい働いた後にテレビドラマのドクターコトーにあこがれて医学部を受験しなおして今では久留米大病院で麻酔科の医師をしている
さすがにラサール出身者は頭の構造がちがうのだとその時思わされた

当時大したことないと思っていた同期の連中とは研修期間や偶然に同じ職場になったことを通じて掛け替えのない友人となり苦しい時や辛い時にお互いに支えあうようになっていった
当然に今でも当時の様々なことを思い出し忘年会などでは毎年同じ話をしては盛り上っている

リモート内定式では大した記憶に残るようなこともなくお互いが入社同期となった実感がわかないとは思うが、入社式を迎えるころにはコロナも終息していると思うので出会う同期との付き合いは大切にしていってほしいと思っている

2021.10.1
SRFC Taro.S