コラム~成蹊ラグビー

同期への想い

2022/06/22(水) 10:19

日曜日の夜 自宅で寝っ転がりながらTVを観ているところに同期からの電話
Lineでのやりとりが多い中での電話に嫌な予感がしたところ・・・予感が的中
同期の訃報連絡だった
僕たちの入部は1983年
1980年代前半は大西監督率いる早大と北島御大率いる明大、BK展開とFW重戦車、横と縦の戦い等々大学ラグビーが一大ブームとなっていた頃
当初50名近くいた入部同期も連日の過酷な練習、先輩たちの理不尽なしごき等々も経験し夏合宿終了後に残ったのは半分の26名
残った26名はとても仲が良いというか結束力が強かった
練習後は必ずと言って良いほど皆でまとまって部室を出て、まずは井の頭線のガード下にあったGarawayという喫茶店でくつろいだ後、食事やマージャン、デートなど思い思いの行動に移るまでいつも一緒に過ごしていた
26名の内5名は留年して翌年もチームの重要な戦力となった中に彼もいた
理工学部(当時は工学部)出身で卒業後は横河電機に就職、ラグビー部にも所属していたがしばらくしてトヨタ自動車担当として異動、そこで伴侶を得て名古屋の住人となった
毎年末には新宿御苑で居酒屋をやっている後輩の店を借り切って忘年会
名古屋から参加してくる彼はいつも酩酊、「名古屋でおります」というプラカードを首からぶら下げさせて新幹線に押し込んだことを思い出す

誰かが欠ける前に皆で会おうと誓っていたのにコロナの感染拡大の影響で同期で会う機会が失われているうちにその願いも永遠に叶わなくなってしまった

おい 高畑 どうしたんだ 早すぎるだろ

そのうちそっちの住人の方が増えていくはずだけどしばらくは1人で寂しく待っていてくれ

合掌

2022.6.22
SRFC Taro.S