コラム~成蹊ラグビー

BRAVO

2022/12/13(火) 10:07

まさにブラボー
4年ぶりにAグループへの返り咲きを決めた

春の交流戦vs立教戦 8-5の辛勝した伊藤大吉主将の「勝ったぞ!!」という絶叫から今年の成蹊は始まった
順調な仕上がりが続いたわけではない、むしろ苦しい戦いの方が多く、特にFWに不安が残るようなゲーム内容が多かった
不甲斐ない試合が対抗戦の中盤まで続いていたので仮に入替戦に臨んでも今年は期待できないのではないかという思いが募っていた
そんな中でも唯一崩れていないことがあった
それはタックル
春から積み重ねてきた個々のタックルの強さとDFプランはどんな試合でも崩れることなく・・・どんな試合でも崩れることなくというのは大敗が多かった春のゲーム内容からすると疑問を感じる方もいるかもしれないが、どんなに大敗をしたゲームでも最初からDF網が切り裂かれてトライの山を築かれたのではなく、フレーズを重ねられた結果だったり、我慢してジャッカルなどでペナルティを得ても次のラインアウトでまた相手ボールになってしまうようなことが多かったことも事実であり修正は可能なゲームが多いと感じていた・・・とにかくDFはある意味確立されていて自信をもって臨めていたゲームが多かった

入替戦ではそれまでの戦いで出てきた様々な課題を見事に修正、特にラインアウトの精度の高さは今年1番の出来具合であったし、随所に見られたタックルからのジャッカルでピンチを何度も凌いでいた
4年生を中心としたAグループに上がりたいという熱い想いと物怖じしない1年生の躍動感が一体となり一度もリードされることなくノーサイドを迎え歓喜の瞬間を迎えた
思い起こせば、大吉の代は1年生の時に降格を味わい翌年はコロナの関係で入替戦が行われず悶々とした日々を過ごしてきた中での満を持して臨んだ2年振りの立教戦ではまさかの惨敗、悔しさをずっと抱えてきた4年生の想いが爆発した瞬間だった

すごい!おめでとう!としか言えない
流行言葉で言えば、BRAVO、日体大に勝つなんてBRAVOでしかない

でも本当に伝えたいのは、お疲れさま そして、ありがとう これしかない

2022.12.13
SRFC Taro.S