コラム～成蹊ラグビー

初陣は惨敗
監督として初めての赤黒着用ゲームは日本体育大に完敗
戦略的に敗戦の理由は多々挙げられますが、僕的に総括すれば「気合の差」ですかね
常にそれが一番大切だと思っている僕にとっては指導力不足を実感しました
でも実際は収穫の方が多いと感じている
何といっても出場登録選手26名中、僕と同じ初陣（初赤黒）が12名
接戦であれば選手交替についてはもっと慎重になったと思うけど、前半終了時点で試合の趨勢はほぼ決まっていたのでHCと相談して思い切った選手起用に切り替えることができた
彼らが公式戦に出場できた経験は何よりも大事なことである
この日の新鮮な気持ちをいつまでも忘れて欲しくはないし、また、逆に応援していた部員達にとっては彼らに赤黒を着せてこんな結果ならば、自分が着てもっと良いゲームをしてやるという思いを強く持ってほしい
そういう意味では良い惨敗である
歴史的に見て、初陣で大敗を喫した有名な武将に徳川秀忠がいる
関ケ原合戦に向かう中山道、上田城に籠城した真田父子との戦い（第2次上田合戦）で老獪な真田昌幸の戦略に見事嵌ってしまい、天下分け目の一戦に遅参してしまうという失態を犯した
そんな秀忠も2代将軍となり、武家諸法度や公家諸法度、藩主の正室の江戸在住制度など250年間続く江戸幕府の礎を築くことができたことを考えれば、最初から順風満帆でない方が良いのかもしれない

また今日から気持ちを新たに皆で「Big Up」していこう！

2023.4.18
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