コラム~成蹊ラグビー

終わりの始まり

2023/10/23(月) 13:11

思い描いていた結果とはならず残念な気持ちが心の中で充満している
前半終了時点で想定とは真逆の形となっていた
ブレークダウンでの「圧」は想定外だった
前日Mtgでは立教戦や青学戦で刷り込まれているイメージよりもFwは伝統的に強いはずだから、そこは実際に体感するまでは油断しない方が良いという主旨の話はしたがおそらく想像以上だったのかもしれない
ブレークダウンでの攻防が徐々にFwの気力体力を剥がしていったのだろうし、Fwを前に出せる有効なキックも精度に欠けていた
ブレークダウンの局面ではかなり’Off the Gate’ではないかと思ったがレフリーが取らない反則は反則ではない
ハーフタイムのロッカールームで必死に修正を図ろうと意見を交わしあい、再度気合を入れて臨んだがそれでも前半のビハインドが重くのしかかっていた
後半も前半同様に攻防のバランスが悪かった
防御の時間が長く、自分たちの攻撃は精度の欠けるキックから相手にボールを渡してしまい、そこからまたDfが始まる
この繰り返しであった
後半の後半はもう気力もなくラインアウトモールからダメ押しの2トライを献上し突き放されてしまった
16-46
想定をはるかに超える敗戦は学生たちに厳しい現実を突きつけることとなった

シーズンはまだ3試合残っている
特に最後の2試合vs立教・青学は慶応以上に負けられない相手である
慶応戦の結果は「終わりの始まり」なのだ
男の子がいつまでもくよくよしているのは格好が悪い
残念ながらまだまだ修行と気合が足りないと言うことだ

肝心の対戦には1か月近く余裕がある
慶應戦で実現できなかったことを再度精緻にやり遂げることができるように準備する時間は十分にある
このままサンドバックのように打たれまくってシーズンを全敗で終わるのか、それとも最後まであきらめずにカウンターパンチを入れるタイミングを虎視眈々と狙っていくのか

このままでは終われない・・・気合を入れなおすのは今だ

2023.10.23
SRFC Taro.S