コラム~成蹊ラグビー
W杯が終わり・・・
2023/10/30(月) 14:48
昨日のラグビーW杯決勝戦は凄かった!の一言
優勝した南アは準々決勝からの全ての試合が1点差で勝利を収めたものであり、肉体的にも精神的にもタフな選手たちに感銘をうけたし、フランス、イングランド、NZを破ったことで現時点での真の世界一であることを証明したと思う
W杯が行われる以前は、テストマッチと五か国対抗しか主要な試合がなく、その時点でどこの国が一番強いのかという明確な尺度がなかったので何となくNZが一番強いよね程度の話であった
というのも4年に1度ブリティッシュライオンズが豪州とNZに遠征をしているが大体負け越しをしているし、ブレディスローカップでもNZが豪州を圧倒してきているからである
日本には親善試合として強豪国が時々来日しては力の違いを見せつけ、試合終了と共にジャージ交換をしながら輪になって「蛍の光」を歌うのが定番であり、今思えば何とも暢気でのどかな光景であった
W杯以前の南アは全ての国に対してテストマッチで勝ち越しをしている国として幻の最強国と言われていたが、アパルトヘイト時代はテストマッチを組むことが難しくそれを証明する手段もなかったのだが、第3回から出場資格を得た以降全8回のW杯中で半分の4回目の優勝を果たしているのだからラグビー最強国と言っても良いだろう
4年に1度の祭典が終わりこの余韻で日本国内でラグビーがどのように発展普及していくのか、4年前にも同様な議論がなされたと思うけど、リーグワンの開幕と同時にその熱もどこへやら、何万人も収容できる会場に数千人程度の集客しかないゲームが進行していくたびに観客数が減り続ける悪循環を断ち切るためにはどうするべきか
いま高校の全国大会の予選が各地で行われているけれど全ての都道府県で年々参加校が減り、県によっては絶対的な強豪校=花園常連校が存在し、そのうちトーナメントが成立しない県も出てくるのではないかという懸念さえある
ラグビー界の未来は決して明るくはない
高校も大学も強豪校に人が集まり過ぎている
サッカーじゃないけどレンタル移籍制度でも導入して単独チーム自体が無くならないように準公式戦リーグを立ち上げるような工夫があれば活性化につながるのではないかと思う
で、全ての試合後にはかならずアフターマッチファンクションを行い、ラグビーの最重要な精神である「ノーサイドの精神」として卒業後にもそのつながりが保てるような関係性を築くことができる環境づくりをすべきではないかと思っている
さて全然余談であるが・・・「くんだり」というコラムでかつての日本代表のサインプレーに「千田」というのがあって・・・ということを書いたが、
先日の北上での慶應戦におけるマッチコミッショナーがその千田さんでした
現在は北上ラグビー協会の会長をされているそうで、プレマッチの内容よりもその千田さんが気になってしまい一人で興奮してしまいました
プレマッチの進行役は高橋善幸氏、僕と同期で高校日本代表、明治大学時代は主将で有名なプロップ3番(当然向こうは僕のことは知らない・・・)
やはり東北地方のラグビーは往年の新日鉄釜石の方々が支えているのだと感動を覚えました
現役時代になんて身体が大きいFwの人たちだと思っていた千田氏も高橋氏も今では僕の方がもしかしたら大きいと感じたのはなぜなんだろう
2023.10.30
SRFC Taro.S
優勝した南アは準々決勝からの全ての試合が1点差で勝利を収めたものであり、肉体的にも精神的にもタフな選手たちに感銘をうけたし、フランス、イングランド、NZを破ったことで現時点での真の世界一であることを証明したと思う
W杯が行われる以前は、テストマッチと五か国対抗しか主要な試合がなく、その時点でどこの国が一番強いのかという明確な尺度がなかったので何となくNZが一番強いよね程度の話であった
というのも4年に1度ブリティッシュライオンズが豪州とNZに遠征をしているが大体負け越しをしているし、ブレディスローカップでもNZが豪州を圧倒してきているからである
日本には親善試合として強豪国が時々来日しては力の違いを見せつけ、試合終了と共にジャージ交換をしながら輪になって「蛍の光」を歌うのが定番であり、今思えば何とも暢気でのどかな光景であった
W杯以前の南アは全ての国に対してテストマッチで勝ち越しをしている国として幻の最強国と言われていたが、アパルトヘイト時代はテストマッチを組むことが難しくそれを証明する手段もなかったのだが、第3回から出場資格を得た以降全8回のW杯中で半分の4回目の優勝を果たしているのだからラグビー最強国と言っても良いだろう
4年に1度の祭典が終わりこの余韻で日本国内でラグビーがどのように発展普及していくのか、4年前にも同様な議論がなされたと思うけど、リーグワンの開幕と同時にその熱もどこへやら、何万人も収容できる会場に数千人程度の集客しかないゲームが進行していくたびに観客数が減り続ける悪循環を断ち切るためにはどうするべきか
いま高校の全国大会の予選が各地で行われているけれど全ての都道府県で年々参加校が減り、県によっては絶対的な強豪校=花園常連校が存在し、そのうちトーナメントが成立しない県も出てくるのではないかという懸念さえある
ラグビー界の未来は決して明るくはない
高校も大学も強豪校に人が集まり過ぎている
サッカーじゃないけどレンタル移籍制度でも導入して単独チーム自体が無くならないように準公式戦リーグを立ち上げるような工夫があれば活性化につながるのではないかと思う
で、全ての試合後にはかならずアフターマッチファンクションを行い、ラグビーの最重要な精神である「ノーサイドの精神」として卒業後にもそのつながりが保てるような関係性を築くことができる環境づくりをすべきではないかと思っている
さて全然余談であるが・・・「くんだり」というコラムでかつての日本代表のサインプレーに「千田」というのがあって・・・ということを書いたが、
先日の北上での慶應戦におけるマッチコミッショナーがその千田さんでした
現在は北上ラグビー協会の会長をされているそうで、プレマッチの内容よりもその千田さんが気になってしまい一人で興奮してしまいました
プレマッチの進行役は高橋善幸氏、僕と同期で高校日本代表、明治大学時代は主将で有名なプロップ3番(当然向こうは僕のことは知らない・・・)
やはり東北地方のラグビーは往年の新日鉄釜石の方々が支えているのだと感動を覚えました
現役時代になんて身体が大きいFwの人たちだと思っていた千田氏も高橋氏も今では僕の方がもしかしたら大きいと感じたのはなぜなんだろう
2023.10.30
SRFC Taro.S