コラム~成蹊ラグビー

a Win too far

2024/05/27(月) 14:32

なかなか勝つことができない
監督に就任してから昨日の立正大戦まで公式戦は16戦全敗(含む入替戦)
スポーツ推薦により強豪高校から大量に部員が獲得できるチームとは事情は違うが負けは負けである
セットプレーからの失点が多すぎるのが悩みどころである
スクラム・ラインアウト 
ここさえ互角にできればタックルは悪くないし、BKの攻撃力も劣っていない
この差ってどうしたら埋まるのだろう

僕が下級生の頃、GW合宿で泣き叫びながらスクラムを組み、普段もFWの練習はスクラムにかなりの時間を費やしていた
そのおかげでスクラムは対抗戦でどこと組んでも押されることはなかった
英さん、毅さん、野尻さん、道生さん、大野さんの前5に榊さん、山ちょ、三浦さんのバックロー陣
この8人で組むスクラムは当時大学日本一の日体やFw自慢の慶応とは互角であり、筑波、帝京、青学のスクラムはめくりあげていた
ラグビー強豪校出身者は1人もおらず、野尻さんに至っては大学でラグビーをはじめ(それまでは文学青年)、厳しい練習に耐え抜いて不動の3番として成蹊=スクラムの屋台骨を支えていた
何を言いたいのかというと・・・やはりまだまだ学生たちは組み足りないのだと思う
首の皮がめくれて耳が潰れて泣き叫ぶまでスクラムを組み続けなければ強豪校と対戦するたびに押され続けて敗戦の責任を押し付けられてしまうのだ
まだ入替戦まで半年はある、半年あれば劇的に強くなる

もう一度自分たちの今年のチームの目標を確認して欲しい
入替戦に勝ち翌年以降は対抗戦Aグループでもしっかりと戦えるチームとなることが目標であったはずである
そこに近づいているのか皆で確認し、何が足りないのかを考え抜いてほしい
奇しくも今日は連合艦隊が欧米列強からは絶対に勝てないと思われていたロシアのバルチック艦隊を破った日本海海戦が行われた日である
不可能を可能にすることができればGet closer to win(target)

伝説に残るような練習をし続けて欲しい

2024.5.27
SRFC
 Taro.S