お知らせ

慶應義塾大学戦

2023/10/22

日頃より成蹊大学ラグビーフットボール部にご支援、ご声援頂きまして誠にありがとうございます。
本日は関東大学ラグビー対抗戦第4戦目となる慶應義塾大学戦が行われました。

創部から100年、未だかつて仕留めたことのないタイガージャージ。
その長い歴史に終止符を打つと誓い挑んだ一戦でしたが、結果は16-46で敗退となりました。

開催地は岩手県北上市。
肌寒い気候の中、試合は成蹊大学のキックオフより始まります。



出だしから勢いのある慶応大学。前半4分で先制を許します。
気を取り直しリスタート直後、1番大舘(4年/幕張総合)の咆哮と共に組まれたファーストスクラムで相手ペナルティ。
組み直したスクラムでも押し負けることなく安定したボールが出ます。

慶應大学に自陣深くまで攻め込まれた場面では14番松田(3年/幕張総合)のタックル、13番新谷(4年/伊奈学園)のジャッカルで失点を免れます。
決して流れを握らせなかった本学は前半14分、15番石原(4年/大分舞鶴)が難しい角度からPGを沈めて3点を返します。



その後は激しい攻防戦。
慶應大学にブレイクダウンで強い圧をかけられ、体力ばかりを消耗します。
思うようにボールを動かせず、効果的なアタックに繋がりません。
前半はさらに2トライを奪われ20-3.。
本学はトライのチャンスを掴めず40分を終えます。



控室では円になって藤本健友HCの言葉に耳を傾ける選手たちの姿が。
「勝つぞ」の一言に背中を押され再びグラウンドに立つ成蹊フィフティーンは残された40分、逆転勝利を目指します。

後半、スコアが最初に動いたのは本学。
早稲田大学戦から先発出場の9番鈴木(2年/昌平)がPGを決めます。
後半19分には、ブレイクダウンにフォーカスした慶應大学ディフェンスをFWがキャリーで引きつけます。
そこで生まれた数的優位。
22番小口(3年/横須賀)が外側へ見事なロングパスを決め、15番近藤(4年/八千代松蔭)がトライ。
さらに後半40分にはBKのファインプレーが22番小口のトライへ繋がります。



後半から躍動を見せた本学でしたが、前半の点差も重くのしかかり16-46でノーサイド。
思い描いた結果にならず涙を流す選手たち。
今年も「打倒慶応」は叶いませんでした。

来年の秋、再び慶応大学と対峙した時には嬉し涙でありたい。
そのためにも残りの対抗戦を勝ち抜く。
選手たちは悔しさを滲ませながらも前を向くと決意し、会場を後にしました。



本試合のMost Impressive Playerには、力強いラインブレイクやタックルが光った8番鈴木太加良(2年/関東学院六浦)
が選出されました。
今回も遠方までお越しくださいました皆様、ご声援誠にありがとうございました。