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最終章へ -新谷匡平-
2024/01/07
本日は4年CTBの新谷匡平が担当いたします。
私は出身高校の先輩であり、尊敬する金子知史さんを追いかけて成蹊大学ラグビー部に入部を決意いたしました。
1年次は新型コロナウイルス感染症の影響で活動に制限はあったものの、大学ラグビーの楽しさを実感する1年となりました。
「何事も最初が肝心だ」と自分なりにコーチや上級生に必死にアピールしていたことを懐かしく感じます。
2年次はとにかく楽しかった。
特にBKのユニットでは諸藤陸さん、鈴木大之さんが「はしゃぐときははしゃぐ」、「真面目にやるときはやる」という雰囲気を作ってくださり、私はその環境が大好きでした。
3年次は秋シーズンの終盤に怪我をしてしまい、入替戦に出場することができませんでした。
スタンドからグラウンドを眺めたときの想いに嬉しさはほとんどなく、本当は自分があそこに立っていたはずなのにという嫉妬や悔しさにまみれ、自分を受け止めることに必死だったことを鮮明に覚えております。
良い経験ができました。
4年次はそのような想いを存分にぶつける1年にしようと再度「怪我をしないからだづくり」から取り組みました。
先輩方が残してくださった対抗戦Aグループでは強度の高さから体を痛めることが何度かありましたが、3年次の経験が糧となり、大きな怪我をせず最後まで仲間たちとグラウンドでラグビーを楽しむことができました。
印象的だったことは、先輩方から大事な試合前と試合後に沢山のメッセージが送られてきたことです。
3年次に入替戦に出場することができなかったことを気にかけてくださっていた先輩が多く、大変励みになりました。
成蹊大学ラグビー部はそのような現役思いなOB・OGの方々の力によって支えられているのだと改めて感じた瞬間でした。
そして、してもらって嬉しかったことはしっかりと引き継いでいこうと決意しました。
OB・OGの方々、先輩方、スタッフの方々、保護者の方々、沢山の人に支えていただき、4年間、大変恵まれた環境でラグビーを続けることができました。
成蹊大学でラグビーができて心から幸せでした。
この場をお借りしてお礼申し上げます。
現役生活は終わりましたが、まだラグビーに恩返しをするという長い長い最終章が残っています。
今後も何かしらの形でラグビーと関わり、ラグビーを通じて物語の続きを創っていきたいと考えております。
まずはその第一歩として、私の人生にラグビーという素晴らしいものを与えてくれた父、誰よりも近くで弱さひとつ見せずに支えてくれた母、最高の兄に18年分の感謝を自分自身の力で届けていきます。
ありがとう。