お知らせ
SRFCを振り返って -髙島大聖-
2024/01/20
本日は4年主将、CTBの髙島大聖が担当いたします。
まず、ファンクラブ、OBOG会、父母会、学園関係者をはじめとする皆様、2023年度も多大なるご支援、ご声援誠にありがとうございました。
私自身、成蹊中学校から10年間ラグビー部に所属し、かけがえのない財産を手にすることができました。
本投稿は4年間を振り返るものですが、少し成蹊学園ラグビー部への思い出も綴らせていただきます。
親にモテるとそそのかされ、中学生から始めたラグビーでは高原先生、板岡コーチ、高田コーチに、厳しくも愛情のこもった指導をしていただき、しっかりとした基礎を築くことができました。
ラグビー人生で最もきつかった3年間でした。
その後、成蹊高校に進学し、土屋先生にも厳しく指導していただきました。
生意気な自分を3年間指導していただいたことは、感謝してもしきれません。
高校日本代表を目指し、挫折し、国体選手に選ばれるも狛江高校に敗退するなど、刺激的な3年間を過ごすことができました。
そして、高校で出会った強豪校の選手と大学で戦うことを目標とし、成蹊大学に進学することを決めました。
世界中を苦しめた新型コロナウイルス感染症の猛威の中で始まった大学ラグビーでは思うように練習ができず、會田主将のもと、様々な対策の中でようやく7月に練習が始まりました。
しかし、入替戦は中止になり、4年生の先輩方が涙を流す姿は忘れられません。
2年次では、諸藤主将のもと新型コロナウイルス感染症の猛威が続く中、直向きに感染対策を続け、なんとか入替戦を実施することができましたが、立教大学に惜しくも敗退。
私自身、この試合は転換点でした。
スタートメンバーで出場し、自身のミスにより流れが悪くなる、そういった試合展開になり、ラグビー人生において1番
の挫折だったと感じています。
自分の目標に対して後がなくなった3年次では、伊藤主将を筆頭に4年生が何としても対抗戦Aグループの舞台を後輩に残してやりたいという意志のもと、RISEを掲げ入替戦に臨みました。
苦しい試合の末、昇格をつかみ取り、あの日見た景色は最高でした。
「なんとか間に合った。ここからだ」そういった感情だったのを思い出します。
1年生から対抗戦Aグループで主将という目標を掲げ、會田主将、諸藤主将、伊藤主将を見本に勉強させていただきました。
ラストシーズンでは創部100周年で何か新しいことを成し遂げたい、その思いから3勝を掲げました。
そのために、自分は鬼になる、嫌われても良い、という気持ちで活動してきました。
しかし、結果は降格。
この結果は主将である私自身が招いた結果であり、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
しかし、すべての選手、マネージャー、トレーナー、学生コーチ、分析班は全力でこの1年を過ごし、対抗戦Aグループ全校に得点を挙げるなど、成蹊大学ラグビー部に多くの財産を残してくれました。
宍戸監督、藤本ヘッドコーチをはじめとする社会人スタッフの下、新しく、素晴らしい伝統も多くできました。
私は結果主義の人間でしたが、この1年は過程にとても大きな財産があり、この経験のおかげで私自身も大きく成長できる年になったと思います。
髙島組が何不自由なく、この1年間ラグビーを通して何にも代えがたい経験をすることができたのは、日頃より成蹊大学ラグビー部をご支援していただいている皆様のお力添えのおかげです。
後悔や責任は私たち4年生が全て持ち去り、頼もしい後輩たちに託すので、今後とも変わらぬご支援、ご声援のほどよろしくお願いいたします。
最後になりますが、成蹊大学ラグビー部で値千金の時間を過ごすことができ、何よりも幸せでした。